fc2ブログ
TOP
TOP | NEXT

リストマーク SONYの有機ガラス管スピーカーSOUNTINA聴いてきました 

2008年05月31日 ()
巷で話題の(?)SONYのガラス管スピーカーSOUNTINA(NSA-PF1)が西梅田のSONYスタイルストアに展示されているというのを聞いて、早速現物を見に行ってきました。
Sountina01.jpg

小編成のクラシックがかかっていましたが、ガラス管に耳を近づけてみるとストリングスの音が美しく、縦長に広範囲から音が聴こえてくるので今までに体験したことのない新鮮な感じで、少し離れて聴いてみてもはっきりとした綺麗な音で鳴っていました。

一見するとユニットがどこにどう配置されているのか分かりにくいと思うのですが、低域は本体最下部に下向きに13cmウーハーが設置されていてバスレフポートが上向きに開口しています。
Sountina04.jpg

中高域はミッドレンジの7cmスコーカーがこれも下向きでSONYロゴ部分辺りに設置されていて、反射板で全方向に拡散するような設計のようです。
Sountina03.jpg

面白いと思ったのはガラス管の部分で、これはミッドの共鳴管でありながらツィーターとしての振動板も兼ねていて、一見支柱のように見える4本のシルバーの加振器によって高域が駆動されている構造らしいです。

ツィーターとはいっても超高域だけではなくてかなり中域から上の音がガラス管部から鳴っていました。ガラス管は有機ガラス製らしいですが、普通のガラスよりも柔らかい素材で振動させるのに適しているとのことです。
Sountina02.jpg

最初はYoshii9のように2本で1組なのかと思っていましたが1本のみで完結のシステムのようで、入力はステレオだそうですが、その場にいた詳しそうな方の話ではステレオでもモノラルでもない独自の新しい方式だと強調されていましたが、さらに突っ込んだ質問をしてみると4本の加振器をそれぞれ異なる信号でドライブしているそうで、そのことで独特な音場を作り出しているとのことでした。

恐らくDSP処理で入力を4chに変換させてそれで360度全方向に微妙に異なる音を発生させているというようなコンセプトだと思うのですが、自分の耳で聴いた限りではいわゆるステレオ再生での音の拡がりといったようなものは全く感じられずどこの方向から聴いても同じようなモノラル再生のような感じでした・・・。再生ソースによってはその効果がもっとはっきりと分かるのかもしれませんが・・・。

それともう一つ興味深かったのは、ガラス管がかなり長いので振動が下から上に行くまで数十ミリ秒ほど時間が遅延するそうで、そのことにより自然なリバーブ効果が得られるとの話でした。ただ静かな環境で普段聴きなれたソースで鳴らしてみないとはっきりとした効果を確認することはできないと思われますが・・・。

音質自体は想像していたよりも美しい音でなかなかのものでしたが、105万円の価値があるかと言われればそれはちょっと微妙でしょうか。

まあ一般家庭用のハイエンドオーディオスピーカーというよりも、業務用としてイベントや公共スペース等で使用することで、距離が離れても音量が減退しにくい特性を利用して大きな会場でも必要以上に音量を上げなくてもいいとかのメリットはあると思いますし見た目のインパクトも十分なので主にそういう用途向けで売り出すのだとは思いますが・・・。

イルミネーションのLEDは3色に切り替えられるようですが、赤色にしても綺麗でした。
Sountina05.jpg

下の色が上部にも反映されて光っていましたが、ちょっと暗い部屋で見るとどんな感じに見えるのだろうと興味を持ちました。
Sountina06.jpg

Bang & OlufsenのCDプレーヤーが似合うような部屋がある家にお住まいのセレブリティなお宅であればちょっとしたインテリアとしてさりげなく部屋に置いておけば話のネタになるかもしれません。
スポンサーサイト



[2008.05.31(Sat) 22:06] その他オーディオTrackback(0) | Comments(3) 見る▼
↑TOPへ


COMMENT

承認待ちコメント by -

承認待ちコメント by -

承認待ちコメント by -

コメントを閉じる▲

リストマーク スピーカー自作 PART6 黒鳥 ユニット交換しました!  

2008年05月25日 ()
黒鳥に使用しているharman/kardonの1インチユニットであるOdysseyではこれまで様々な実験を繰り返してきているので、バックロードホーンの効果についても自分なりに十分実感はしていたのですが、それでも1インチとはとても思えない驚くほどの低音が出ているかと言われれば、確かにそれほどでもないかとも思うようになり、もしこれに5cmくらいのユニットを接続してみたらどうなるだろうという疑問が湧いてきました。

自作スピーカー第一弾のSwallowtailはちょうど5cm弱のユニット使用なのでこれをなんとか付けられないかと考えていたところ底面のゴムを外してビニールテープを嵌め込んでみるとピッタリと嵌り、内側のサイズも黒鳥の首部分の外形と近いようなので、これを簡易アダプターとして接続してみました。
BSwan15.jpg

音を鳴らしてみると、まるでプリアンプによくあるようなトーンコントローラーのBASSの方を右いっぱいまで回したかと思うような強烈な低音の増強が確認できました・・・。
BSwan01.jpg

正直言って想像以上の増強効果に圧倒されてしまいました・・・。

つまり、もし黒鳥が今イチ低音の再生能力に掛けるとするならば、その理由はバックロードホーン自体に欠陥があるという訳ではなくてむしろユニットの性能によるところが大きいということが分かりました。

今のままでも自宅の狭い部屋でそこそこの音量で聴いている分にはバランスも悪くなくここ最近はメインスピーカーとして愛用していたのですが、まだバックロードホーンの威力を活かし切っていないように思い、ユニットを交換してみようと考えるようになりました。

手持ちのAURASOUNDの2インチを付けてみようかなとも一瞬考えたのですが、やはり今回のテーマは元はといえば1インチユニットでどこまで低音を出すことができるかだったのでそれは安易すぎるような気がしたので却下しました。

しかし1インチで音が良いと定評のあるAURASOUNDのクーガーはかなり以前からどこのお店でも品切れ状態が続いていて入荷の目途さえ立っていないような状況で、今手に入るものといえばHi-Viの1インチユニットのB1Sしかなかったので、価格も安いですしとりあえず試してみようとHi-Viのユニットを発注しました。

ユニットが届くまでに時間があったので、さらにエンクロージュア部分で何かできることはないかと色々考えていたのですが、首の下部分から左右に別れる所で内径が一気に太くなりすぎているのに気付いたのでこの部分に16サイズの塩ビ管を入れてみました。
BSwan03.jpg

このことによって出てくる音に大きな変化はありませんでしたが、多少低域が引き締まったような感じです。

それからバックロードホーンの最終段の部分をもう少し長くしてもいいかなとも思ったので40-50サイズのソケットを追加してみました。
BSwan10.jpg

すると音の方はこれも劇的というほどではありませんでしたが、確実に低域の増強効果を確認することができました。

黒鳥は頭のユニット格納部分にJSP方式の4本ダクトが入っているのですが、長岡先生の実際のスワンにはこのようなものは入っていないので、これも取ってみたらどうなるだろうという疑問があったので、ダクトを取り外して音を比べてみましたが、バックロードホーンの出口から出てくる音は低音というよりも中域あたりが強い音に感じられ、さらに筒鳴り音が激しくて吸音材を入れないと使えないような感じになりました。
BSwan16.jpg

本来のスワンのように10cmユニット等であれば恐らく問題ないのかもしれませんが、周波数特性が中域辺りからなだらかに低下していくような感じだと思われる1インチユニットの場合は、低域よりも中域部分がより強調されてしまうように思いました。

今回のJSP方式+バックロードホーンというのは、JSP方式のダクトをフィルターとして通過させることによって、ユニットの背面からの音を一旦低域にシフトさせて、その音をいってみればメガホンのようなもので拡大しているようなものだと思われますので、小口径でも低域をより効果的に強調することができるように思いました。また筒鳴りがしやすい帯域の音もダクトを通っていることで抑えられているような気がするので、JSP方式で一旦音を変化させたのは正解のように思い、再度ダクトを取り付けました。

そうこうしているうちにHi-Viのユニットが届き、まずは裸のままで音を鳴らしてOdysseyと聴き比べてみたところかなり太い音が出ているようで期待が持てそうです。サイズを計ってみるとOdysseyがエッジ外側で計ると外径がおよそ27mmx高さが12mmなのに対して新しいHi-Viのユニットは外径29mmx高さが16mmくらいとやや大きめとなっています。
BSwan06.jpg

BSwan07.jpg

音が良いと定評のあるAURASOUNDの1インチはデーターシートを見ると約34mmx20mmでさらに一回りくらい大きく、1インチといってもOdysseyとの面積比でいうと8cmユニットと10cmユニットくらいの差があるので、単純に同じ1インチというカテゴリーで比較するのはちょっと乱暴かもしれません・・・。

Hi-Viのユニットはフレームが四角形でネジで固定する部分があって、このままでは大きくて収まらない為周囲をニッパーで小さくカットしてしまいました。
BSwan08.jpg

ユニット交換が完了して早速音を鳴らしてみると、明らかに以前より中域から低域に掛けて音が太くなっていて1インチとは思えないような迫力のある音が鳴っています。Odysseyに比べると高域がややおとなしめですがトータルバランスはなかなか良好のようで、アルミコーンのOdysseyと似たような傾向ですが、出音も美しく値段の割には高品位な音の鳴るユニットだなと思いました。
BSwan12.jpg

以前Gatling4x4の時に塩ビ管の振動を抑制するために制振素材をパイプの内側に貼り付けてどうなるか実験をしてみたことがあるのですが、その時は低音よりもむしろ高域が強調されてしまって逆に聴き辛くなってしまって失敗したのですが、今回のユニットでは高域も落ち着いた音なのでいけるかもしれないと思い、エンクロージュアを触ってみて一番振動を感じる首部分から上の塩ビ管部分の内側に謎の制振素材X(といっても下の写真を見れば何なのかもうバレバレだとは思いますが・・・)を貼ってみたところ、低域はより重い音に変化し高域にもキレが増してトータルバランスでも良い音になり今回は大成功のようです。
BSwan04.jpg

今回の様々な改良点の中で最も効果の大きかったのはユニットの交換ではありますが、それ以外にも細かい部分での、例え僅かな変化の積み重ねであってもトータルでは音質もかなり大きく改善されたと感じています。

Hi-Viのユニットは色がやや銅色っぽい感じなので以前のシルバーの時に比べると大分顔付きが変わりましたがこれはこれでなかなか落ち着いた感じでかっこいいです。
BSwan09.jpg

翼も10cmほど長くなっただけですが見た目のスケールも大きくなり(その分置き場所にもちょっと困るのですが・・・)かなり迫力が増しました。
BSwan11.jpg

以前のオフ会に出品した時に比べると見た目も音もかなり変貌していると思うので
BSwan13.jpg

大黒鳥(DAI-KOKU-TYOU)
と改名することにしました。

ネーミングには多少ローカルネタ入ってます・・・(^_^;)

(大阪在住の方、突っ込まないで下さいね・・・)


[2008.05.25(Sun) 20:45] 自作スピーカーTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク Gainclone その後・・・ 

2008年05月22日 ()
当初の予想以上の低コストで完成したGaincloneですが、音の方もその価格に見合わない高品位なサウンドを聴かせてくれるので、ここ最近ずっと時間が許す限りスピーカーの前から動けなくなってしまいました・・・(^_^;)
GC020.jpg

普段から聴き慣れた音源が別ミックスに聴こえるほど今までと違った音に感じられるのでついつい最近あまり聴いていなかった曲まで引っ張り出してきてどんな風に聴こえるのかと色んな曲で試したくなって寝る直前まで聴き浸っていますが、お陰でエージングの方もいい具合に進んできているようです。

まず多少クセがあるように感じられていた高域の鳴り方が落ち着いてきたようで違和感なく聴けるようになってきました。また低域もますます充実してきているような感じで、この今まで味わったことのない心地良い図太い低音はいつまでも聴いていたいと思うくらい中毒性があります。

これまで使用していたLM380アンプと交互に同じ曲を鳴らしたりして聴き比べたりもしているのですが、LM380アンプの方もさっぱりとしたフラットな音質で決して悪い音ではないのですが、Gaincloneは一つ一つの楽器の音に芯が感じられるというか存在感のある音に聴こえます。

低域が図太いというのも単純にイコライザーでブーストしたような音とは違って、量的に増加しているというよりは密度が濃くなっているというようなそんな印象です。

それともう一つは音の余韻が大きく感じられます。これは単純に大きければ良いということでもないと思いますが、音に広がりが感じられるというか空間的にスケールの大きな感じに聴こえとても暖かみのある音です。

それでいて出てくる音は鮮度の高いメリハリのある解像度の高い音なので、楽曲によっては本当に心地良く病み付きになりそうな素晴らしい音で聴かせてくれます。

Gaincloneを作成したことによってアンプの違いでこれほどまでに聴こえ方が変わるものなのかということを再認識しました。

こういう体験をしてしまうと、オーディオに高いお金を費やしたり人生を捧げる人が世の中に少なからずいるというのも何だか分かるような気がします。

アンプに限らずスピーカーもそうなのですが、自作というのはお金をあまり掛けなくても素晴らしい音を追求することが可能であると思いますし、多くの人が自作オーディオにハマってしまうのもそういった面も大きいのでしょう・・・。

ここ最近は割と大きめの音量で鳴らしても気にせずに音楽に没頭できる1インチの黒鳥をメインで聴いていたので気が付かなかったのですが、自分が作ったスピーカーの中では比較的能率の良い8cmユニットを使用しているAndee8を鳴らしている時かすかにブーンという低いハムノイズが出ていることに気付きました。

スピーカーのすぐ近くまで耳を近づけないと聴こえない程度なので別にそのままでもいいかなとも思ったのですが、やはり一度気になり出すと止まらないのでとりあえずは原因を究明することにしました。

今回はトランスからの交流をブリッジダイオードで整流しただけで平滑していなかったのでそのせいかもと思いLM380アンプからコンデンサを外して仮付けして聴いてみたところとりあえずノイズが収まったようなので、パーツ屋に平滑用のコンデンサーを買いに行きました。

早速電源部に追加してみて聴いてみたのですが片チャンネルだけまだかすかにブーンと鳴っているようで、アンプの基板を一旦ケースから外して左右入れ換えてみたところ、今度は反対のチャンネルからハム音が出ていたのでハンダ付け不良等が原因ではなく位置的な問題であるということが分かりました。

今回はかなり小さなケースにあまり余裕無く収めたので、やはり多くの作例にあるように電源部は分離しないとダメなのかなとも思ったのですが、とりあえずできることは一通りやってみようと思いました。

ますはトランスから出ていた線やアンプ部からアースへ接続される配線をなるべく短くカットしてみましたがあまり効果はありませんでした。アースへの取り回し等も色々変えてみたりしましたがこれもダメでした・・・。
GC018.jpg

もう電源部だけ別ケースに収めればいいやとまたパーツ屋に電源用のケースを買いに行く気満々でいたのですが、今回は低電圧で駆動してるということもあってICもほとんど発熱しないので、少々乱暴ながら電源を入れた状態でアンプの基板を外して動く範囲でケース中を色々と移動させてみると
GC021.jpg

↑の黄色い丸で囲った部分だけ特にハムを拾うということが分かりました。この部分を避けてなんとか設置できないかなと思い色々配置を考えていたところ、両チャンネル共端の方へ寄せてやれば何とかなりそうだと思いやってみたところ
GC017.jpg

ハムはピタリと止まりました!


あと前から気になっていたのですが、RCAのジャックが安物でネジがうまく締まらずグラグラしてちゃんと固定できなかったのでもう少し高いものに交換しました。
GC016.jpg

平滑コンデンサを入れたことによって多少音質が変化したようにも思うのですが、これも時間が経つとまた馴染んでくるかもしれないのでしばらくはこのまま使い続けてみようと思います。
[2008.05.22(Thu) 19:35] 自作アンプTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク Gainclone完成! 

2008年05月18日 ()
GW明け辺りから少しづつ作り続けていたLM3875を使用したGaincloneパワーアンプがついに完成しました。
GC015.jpg

前にも書きましたが、Gaincloneというのは47研のGain Cardのクローンで、ハイエンドパワーアンプにも使用されているのと同等な高性能ICを使用し、必要最小限の部品で構成された無駄のない回路で、海外で先に自作ブームが起こり音質についても非常に評価の高いアンプのことです。

回路はこちらのサイトのものを参考にしました。

部品を揃えるだけでも結構大変で、今回は抵抗やコンデンサー等にも拘って部品を厳選したので、中には入手困難なレアなパーツも多く、通販も4社ほど利用し、日本橋のパーツ店にも何度も足を運んでやっとのことで全部部品が揃いました。

世界中に作例を沢山見つけることができるGaincloneですが、今回作成するにあたって特に留意したのは以下の点です。

①部品点数が少ないので(片チャンネルあたりIC1個コンデンサー3個抵抗4個だけというシンプルさです)使用するパーツは音質に定評のある厳選したものを使用する。

②低音がよく出ると評判のInvertedバージョンで作成する。

③コストを下げるためあえてボリュームは付けず固定音量とする。

④さほどパワーを必要としないのでトランスは通常選択されているより電圧の低い小型のものを使用する。

⑤省スペースを目指し電源と分離せず一つのケースに収める。


といったところなのですが、特に今回は④の低電圧のトランスを使用したことで、ハイパワーと引き換えに様々なメリットを享受することができました。

まずトロイダルコアと呼ばれるドーナツ状にコイルが巻かれたトランスを使用したのですが、トロイダルは比較的低ノイズと言われており、またその形状の為薄型のケースにも収めやすいという利点があるのですが、価格も高めでほとんどの作例で使用されている40V(±20V)前後のものにもなるとかなり大型となりさらに入手も困難です。

LM3875のデーターシートを読むと20V(±10V)から動作するとあり、整流後に12V程度の電圧が2系統得られるAC9V2A仕様の小型のトロイダルトランスが日本橋に売られていたのでこれで作ることにしました。

このトランスを選択することによってコンデンサ等も耐圧の低いものを使用できるのでコスト的にも安く済み、部品もその分小さいので小型化することにも繋がりました。また低電圧で駆動するとICの発熱もかなり抑えられるので巨大なヒートシンクを使用する必要がなくなり、これまた低コスト、省スペースと自分の狙いにとってバッチリ貢献してくれています。

また③のボリュームは高性能のものは価格も高く、ボリュームを付けると音質の劣化にも繋がり、折角の高音質をわざわざ悪くさせる必要はないので今回は固定音量としました。

コンデンサーは海外の作例で圧倒的に多くみられるBlack Gateのものを使用したかったのですが、既に製造中止で人気も高いパーツなのでどこにも在庫が希少で探すのが大変だったのですが、耐圧が低めのものはまだ割と在庫が残っているようでなんとか見つけることができました。
GC002.jpg

本当は同じBlack Gateでもさらに高性能といわれるノンポーラタイプが欲しかったのですが、GW以前は在庫していた店もあったようなのですが、自分が買おうとしたGW明けの時点では完売してしまっていたようで残念ながら入手することはできませんでした。

カップリングコンデンサーにはEROのMKT1813のオールドタイプのフィルムコンをチョイスしました。入手できそうなコンデンサーでは最も評判が良さそうだったのでこれにしました。見た目もなんとなく良い音が出そうでカッコいいです。
GC001.jpg

抵抗は比較的低価格ながら音質でも定評があるDaleのCMFタイプのRNを選択しました。
GC003.jpg

まあこの辺の部品というのはもう少し安いものを使ってもそれほど音質が激変するほど落ちるものではないのかもしれませんが、今回はとにかく拘ってなるべく良質なパーツで作成しようと考えました。

ICはほぼ同等の性能であるLM3886とLM3875のいずれのICでも製作可能なのですが、より部品数が少なくてすむLM3875を今回は使用しましたが入手はちょっと困難でした・・・。
GC004.jpg

とにかく部品点数が少ないので基板部の作成自体は割とすんなりいきました。
GC006.jpg

ケースは当初は安いものにしようと思っていたのですが、低電圧化によってかなり予算的にも余裕が出てきたのでちょっと奮発してヒートシンク付きのちょっと高級なケースを使用することにしました。
GC008.jpg

しかし高級な分厚みも結構あってケースの穴あけ等の加工が意外に大変で、作業途中で変に力を加えてしまって電動用のドリルの刃を折ってしまい、素直にすぐに刃を買いに行けば良かったのですがピンバイスタイプの手動のドリルで無理に作業終了させようとしたために指に豆が何個もできて2つもつぶしてしまい痛い思いをしました・・・。
GC007.jpg

電源部のハンダ付け不良等があって最初はまともな音が出てこなかったのですが、今回はこの前300円で買ったテスターという強い武器があるので不良箇所を発見して何とか問題なく完成させることができました。

さっそく音を鳴らしてみると非常にメリハリのある元気な音が出てきていきなり好印象を持ちました。以前LM380の革命アンプを作成した時もそれ以前にメインで使用していたヤマハの安物のプリメインアンプに比べてその解像度の高さに驚いたのですが、今回はそれ以上で、よく『普段聴こえない音が聴こえるようになる』とかのインプレを目にするのですが、ちょっと大げさなんじゃないのと思っていましたがこの言葉の意味がよく分かりました。
GC009.jpg

普段は埋もれてなかなか聴こえてこない弦楽器奏者が左手で弦を擦るようなちょっとしたノイズのような音も鮮明に聴こえてきて、ライブ演奏等だと逆に粗が目立って聴き辛く感じるほどです。

また低域がずっしりと重く図太い音で心地よく、かといって決して不自然にブーストされたような感じではないので楽曲に厚みがあるような感じで曲によっては素晴らしい音で聴かせてくれます。

特に対策もしていないのですがノイズも全く出ていないようですし、出てくる音もみずみずしい鮮度の高い音で流石は海外からも高い評価を得ているGaincloneだなと思いました。
GC014.jpg

まだ完成後数時間程度しか鳴らしていないのですが、エージングで結構音が変わるらしいので今後どのように音が変化していくのか楽しみです。

予算的には当初は3万以内くらいに収まってくれればいいなと考えていたのですが、トランスを小型化したりボリュームを省いたりといったことが功を奏してなんとわずか15000円程度で完成しました。

本物の価格は電源込みだと2~30万はしますし、自作だと自分好みで色々とアレンジすることができますし愛着も湧くのでアンプを自作するメリットは大きいと思いました。

部品点数が少ないので経験の少ない自分でも簡単に作ることができましたし、簡単かつ高音質のアンプを作りたいと思っている人にはGaincloneはおススメです。
GC010.jpg

ただ100V 電源用のトランスを使用しているのでACアダプタと違って初心者がいい加減に作ると感電や火災の危険性も孕んでるのですが、今回は図書館で何冊も本を借りて勉強しましたし、ネットでもなるべく多く参考になるHP等を見て回り知識を付けてからの製作で、さらには最初から温度ヒューズ付きのトランス使用でさらに過電流で切れるヒューズも装備して2段階での安全対策をしていますのでまずは大丈夫でしょう・・・。
[2008.05.18(Sun) 18:09] 自作アンプTrackback(0) | Comments(2) 見る▼
↑TOPへ


COMMENT

承認待ちコメント by -

承認待ちコメント by -

コメントを閉じる▲

リストマーク 黒鳥 バックロードホーン検証② 

2008年05月13日 ()
昨日の検証で気付いた首の部分の太さを早速16サイズの塩ビ管を入れてみて音がどう変わるか試してみました。
swan_07.jpg

劇的な変化はありませんでしたが、より低い音が聴こえるようになりました。バスレフのダクトの長さを長くした時のような周波数が下がる一方で量感も下がるというような感じではなく、グッと低音が引き締まって明らかにトータルでのバランスも向上しました。

塩ビ管スピーカーというのは塩ビ管同士を接着とかしていなければどんどん後から改良や転用が可能になるのというのは大きなメリットだと思います。先日のオフ会でも他の参加者のスピーカーのクオリティが非常に高く、皆さん常日頃から創意工夫を積み重ねていらっしゃるなということを実感しました。

これが木製のスピーカーであればそうは簡単にいかないですから・・・。もし自分だったら作ってみて音が気に入らないところがあってももうそれ以上は全く手を加えようとは思わないのではないかと思います。

また塩ビ管はその形状からどうしても筒鳴りという副産物を産み出してしまいそれとの戦いになってしまうのですが、それを乗り越える試行錯誤も良い音を出すためのいい試練となって製作者のレベルを高めていく結果に繋がっているような気がします。

黒鳥に使用しているユニットはJBLやharman/kardonのPCスピーカーに採用されているアルミコーンのOdysseyという1インチですが、1インチといっても結構サイズはユニット毎にまちまちでAURASOUNDのクーガーやTimedomain Lightのユニットなどは黒鳥のOdysseyよりも二回りくらい大きいサイズで横に並べるとかなりの差があります。
swan_08.jpg

Kaguyaに使っているOdysseyの改良型であるOdysseyⅡも一回り大きなサイズになっていますが、わずか数ミリの違いであってもこれくらいの小さいサイズだと出音にもかなり影響があるようにも思います。

塩ビ管でスワンを作ろうと思ったきっかけは、木製の小型スワンを作成された方がいて、AURASOUNDの1インチユニットであるクーガーで鳴らして想像以上の低音が出てきたというのをネット上で見つけたのがそもそもの始まりで、こちらのブログにも同様のスワンをHiViの1インチで製作された方から投稿を頂いて、その方も成功されたようで是非作ってみて下さいと言われてどうしても試してみたくなったからなのですが、もしかすると、Odysseyは一応フルレンジということなのですが特性等のデータは公表されておらず、JBLやharman/kardonの製品ではサブウーハーと組み合わせた2.1chシステムでの採用がほとんどで、どちらかというと中高域用に開発されていて低音の低い部分の再生が苦手なのかもしれません。現在どこにも在庫が無く入手できないのですが、いずれAURASOUNDのクーガーをこれで鳴らしてみてどれくらい音が変わるのかは一度試してみたいと思っています。

とはいえ家の狭い部屋で夜中とかに小さめの音量で黒鳥から出てくる音をボーっとしながら聴いていると、楽曲によってはスケール感の大きさを感じて、本当にこれ1インチ?と思わずセレクターを確認してしまうことがあるくらいで、出音はある意味Timedomain Lightよりも素晴らしいと思うほどです。

人間の耳というのは不思議なもので、大きなサイズのスピーカーで音を聴いていた直後に小さなサイズに切り替えるとその落差を強く感じてもの凄く低音に物足りなさを感じるのですが、しばらくずっと1インチで聴き続けていると物足りなかった低音がまるで補正されていくかのように自然に聴けるようになります。これはもしかすると激辛のものを食べた直後に普段ちょい辛くらいのものを食べてもあまり辛く感じないというのと同じような現象で、脳が急激な変化に対応できないからではないのかなという気がしています。その辺のことも調べてみると新たな発見があるかもしれません・・・。
[2008.05.13(Tue) 22:24] 自作スピーカーTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


TOP | NEXT

 

リンク

ブログ内検索

RSSフィード

ブロとも申請フォーム